ソフトテニス上達に欠かせないトレーニング、SAQトレーニングをご存知でしょうか?
SAQトレーニングとは
S:スピード A:アジリティ Q:クイックネスの頭文字を取っています。
今回はSAQトレーニングについて簡単にご紹介します。
S:スピードとは?
スピードとは重心移動の速さのことです。
スピードを公式で表すと、
【スピード=ピッチ×ストライド】となります。
ピッチとは、【限られた時間内の歩数】
ストライドとは、【重心移動の距離】です。
限られた時間の中でどれだけ脚を速く動かし、なおかつ一歩の距離を長く出せるか。単純にこれが出来ると脚が速くなります。
スピードを高めるトレーニングは、ピッチを高めるトレーニングとストライドを高めるトレーニングを実施していきます。
ただしテニスにおいてスピードトレーニングの優先順位は低いです。それよりもこれからご紹介する、アジリティとクイックネスの要素が重要になります。
A:アジリティとは?
アジリティとは、敏捷性・切り返し能力・運動時に身体をコントロールする能力の事で、単純な移動速度の速さではなく、動作方向を正確に素早く変更する速さの事を言います。
実際のスポーツ場面では、方向転換やターンの時に求められる能力です。
なのでテニス・バスケット・サッカー・バドミントンなどのスポーツは切り返し・方向転換を連続して行うスポーツなので、特にアジリティを強化する必要があります。
Q:クイックネスとは?
クイックネスとは、一般的な言葉で言えば反射神経ですがただ単に早く動く、早く反応するだけではなく情報・状況に応じて素早く動く早さの事を表します。
情報というのは、目から入る【視覚情報】と耳から入る【聴覚情報】など五感で得た情報から素早く正確に判断して動く必要があります。
例えば陸上の短距離走のスタートの場合は、視覚からの情報と言うよりもスタートの合図(鉄砲の音)に反応して、スタートを切らなければいけません。
逆にテニスの場合は音というよりも、ボールが飛んでくる視覚情報から得た情報から素早く動き出さなければいけません。
この事から同じクイックネスのトレーニングでも、耳を鍛えるのか目を鍛えるのか負荷をかける場所を変える必要が出てくるのです。
まとめ
ざっくりと文章でSAQの要素を説明させて頂きましたが、何となくイメージしてもらえたでしょうか?
この様にトレーニングをすると言っても、スピード・アジリティ・クイックネスの三要素の中で何が弱点なのか?という事を見極めてトレーニングをしていく必要があります。
特にソフトテニスという競技においては、単純な脚の速さ(スピード)はそこまで重要ではありません。
動き出しの早さ(クイックネス)と前後左右に動く切り返しの早さ(アジリティ)が競技に直結する能力です。
次回は具体的なトレーニング方法についてご紹介していきます!
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