整形外科と整骨院の違いは何だろう?腰が痛いけど、整形外科(病院)と整骨院どちらに行けばいいかな~?と悩んだことはないでしょうか?
整形外科の1番大きなメリットは《診断》をしてもらえることです。
整骨院では診断することは出来ません。症状や動作からもしかしたら、「これは骨折してるかもしれないね」「捻挫をしているかもしれないね」と言ったようにあくまで予測の範囲内でしか、治療が出来ないのです。
今回は整形外科と整骨院のメリット・デメリットを説明しながら、こんな時は整骨院が良いですよ~こんな時は整形外科が良いですよ~と言った内容でコラムを書いていきます。
整形外科のメリット・デメリット
《整形外科のメリット》
- レントゲン・MRI・CTなど画像診断が出来るため、安全性が高く怪我の原因がはっきりと分かる為安心・安全
- 痛み止めや湿布など薬を処方してもらうことが出来るため、痛くてどうしようもない時などある程度即効性がある
- 画像診断の結果、外科的手術が必要な場合オペを受けることが出来る
- 整形外科のリハビリ施設で、筋力訓練や物理療法を受けることが出来る
《整形外科のデメリット》
- 混んでいる整形外科が多く、待ち時間が長い
- 手術を進められることが多いが、保存療法で治る症例も多々ある
- リハビリの時間が限られていて、十分に受けることが出来ない(1回20分)
- 薬や注射に頼ってしまい、自分自身で治す力が弱くなってしまう
整骨院のメリット・デメリット
《整骨院のメリット》
- 手技の時間が長く、丁寧にやってもらえる
- 整形外科に比べると待ち時間が少なく、予約制の整骨院だと待たずにすぐ治療を受ける事が出来る
- 電気や超音波などの物理療法を受けることが出来る
- 保険外治療を利用すれば、リハビリも十分な時間を設けて受けることが出来る
《整骨院のデメリット》
- 画像診断が出来ない為、症状や患部の状態から予測をして治療を行うため、万が一骨折や腱断裂、脱臼をしている場合がある
- 薬を処方できない為、痛み止めなどを出すことは出来ない
- 整骨院によって特徴が違うため、自分に合う整骨院を探すのに時間がかかる
- 専門的なリハビリを受けれない整骨院もある(学校ではリハビリの実践授業がないため、卒業後独学で学ぶことになる)
痛みが長引くようであれば、整形外科を受診しましょう
痛みの度合いや患部の状態にもよりますが、痛みが1ヶ月以上長引くようであれば
一度整形外科で画像診断をしてもらうことをオススメします。
例えば足のしびれや痛みがずっと続く場合は、「腰椎椎間板ヘルニア」や「腰椎脊柱管狭窄症」などの可能性があります。レントゲンやMRIで一度確認して異常が無ければ、腰からの問題ではないことが分かり整骨院側としても治療方針を決めやすくなります。
その他に「肩の腱板損傷」も見逃されやすい怪我です。
ずっと肩が何と無く痛いな〜でも動くからまさか切れたりはしてないよな〜と思っていたら、腱板が断裂していたと言うパターンは実際に多いです。
切れてるのにも関わらず、「動かしていればそのうち治る!」なんて思ってちょっと無理して動かしていると、断裂部分が広がってしまい、手術が難しくなってしまったり、その後に響いてしまいます。
なので痛みが続く場合は一度整形外科を受診して、何とも無ければ、筋肉の問題の可能性が高いので、安心して整骨院で治療を受ける事ができます。