側弯症という病気をご存知でしょうか?イラストのように背骨が横に湾曲してしまう病気です。
側弯症には大きく分けて4つのパターンがあります。
- Cカーブ
- 逆Cカーブ
- Sカーブ
- 逆Sカーブ
そして側弯症には
- 先天的なもの(生まれ持っての側弯)
- 後天的なもの(身体のバランスが悪く段々となっていったもの)
に分けられます。先天的な側弯症については完璧に治癒させることは難しいですが
陸上選手のボルト選手の様に、正しい筋力トレーニングやストレッチを続けることで
克服することだって可能です。後天的なものに関しては時間は少しかかりますが
正しい身体のバランスで生活することで改善に向かっていきます。
まずは側弯症の人の身体がどんな風になっているのか解説していきましょう。
側弯症で固くなる筋肉
まずはイラストをご覧ください。
左側がCカーブのパターンで、右側が逆Cカーブのパターンとなります。
Cカーブの人が固くなってしまっている筋肉は
- 左僧帽筋上部
- 右広背筋
- 右腰方形筋
- 左中殿筋
- 右内転筋
- 右後脛骨筋
- 左長短腓骨筋
上記に挙げた筋肉が固くなってしまい、背骨が横に湾曲していきます。
なので改善方法としては、7つの筋肉のストレッチを行うことが基本となります。今回は家でも簡単に行える中殿筋と腰方形筋ストレッチをご紹介致します。
中殿筋(お尻の外側)ストレッチ
*Cカーブの方は左側を、逆Cカーブの方は右側を行います。
【やり方】
- 両脚を伸ばして床に座ります
- 伸ばしたい側の足を曲げて、反対側の脚の外側に足を置きます
- そのまま両手で膝を自分の方へ引き寄せます
- この時お尻が浮かないように注意
- 30秒間深呼吸をしたまま伸ばします
正しくできるとお尻の外側に伸び感を感じる事が出来ます。
両側をやる必要はありません。
腰方形筋(腰の側面)ストレッチ
バランスボールを利用して行うストレッチです。
【やり方】
- バランスボール上に横向きになります
- そのまま上の腕を頭の上に伸ばします
- 反対の手で手首をもって、身体が横に曲がるように引っ張っていきます
- この時身体が、後ろや前に倒れないように注意しましょう
- 足をクロスするとバランスがとりやすいです
- 30秒間じっくりと伸ばしましょう
腰方形筋のほかにも、体側に付いている筋肉が伸びる気持ちいいストレッチです。腰痛や肩こり、呼吸が浅い方などにオススメです。
まとめ
側弯症は身体の左右バランスが崩れてなる病気です。
整形外科で診断されないような、プチ側弯症の方は10人中8人いると言っても過言ではありません。
気になる方は専門家に見てもらうことをオススメします。