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スポーツ選手向けトレーニング理論①

スキル(技術)を磨くには、フィジカル(土台)を強化する必要があります。

強いフィジカルをスキルに結び付けるスペシフィックトレーニングも重要です。

トレーニングの基礎から学びたい方は必見です。


スポーツが上手くなるトレーニングピラミッド

このコラムを読んでくれている方は何かのスポーツをやっていて、その競技が上手くなりたい、強くなりたいと思っている方だと思います。


トレーニングピラミッドの図を見て頂けると分かると思いますが、スキルは1番上ですよね。スキル(技術)の土台になるのはベーシックトレーニング(基礎筋力)ですが、実は基礎筋力が強いだけではスポーツの技術が上がるわけではありません。


例えばテニスが上手くなりたければ、ストローク・ボレー・スマッシュなどの技術練習は必須です。

テニスが上手い選手・スポーツが上手い選手・運動神経が良い・センスがあると表現される選手は何がすごいと思いますか?


それは「身体の使い方」です。


身体の使い方が上手くなるトレーニングこそが「スペシフィックトレーニング」です。


スペシフィックトレーニングの達人は発想が豊かです。

自分がやっているスポーツで上手く出来ない技術があってその技術を上達させたいと思った時に、色々考えたり反復練習を行って練習しますよね?

 

例えばテニスのスマッシュのスピードが遅くて、スマッシュスピードを上げるために、指導者から手打ちになっているからもっと下半身の力を使ってスマッシュを打ちなさいと指導されたとします。

 

いざ下半身の力を上半身に伝えて打とうとしても上手く出来ない。下半身から上半身へ力を連動させれない、その身体の使い方が分からない状態でスマッシュを100本打っても上手くなりません。

 

そこで大事なのが身体の使い方を強化するスペシフィックトレーニングです。


フェデラーはスペシフィックトレーニングの達人

下の動画は硬式テニスの元世界ランク1位のフェデラー選手のトレーニング動画です。

サーブ練習をする前に全身を使ってメディスンボールをネットに向かって投げ込んでいます。

このトレーニングを行うことによって、サーブの身体の使い方を身体にしみこませています。

(動画の1分30秒のあたりでメディスンボールを投げている映像が流れます)

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