人の身体の筋力の比率は
表7(胸・お腹・太もも前など):裏3(背中・太もも裏・おしりなど)と言われています。
構造的に裏側が弱いということは、重点的に鍛える必要があるということに繋がります。
表と裏の筋バランスについて詳しく解説していきましょう~!
裏側より表側が強い典型的な姿勢について
裏側についている筋肉(特に背筋群)が弱くなると、どんな姿勢になるか何となく想像してみましょう。腹筋や大胸筋ばかりが強くなると、下の女性の左側のような姿勢になります。
背中が丸くなり胸が下がり首が前に出て、肩も内側に入っていきます。
こんな姿勢になってしまう前に表と裏のバランスを整えなければなりませんね!!
広背筋・菱形筋・中部、下部僧帽筋が鍵です。
裏側の筋肉で特に弱くなりやすいのが広背筋・菱形筋・中部、下部僧帽筋です。
広背筋はその名の通り広く背中にくっついています。
意外かもしれませんが骨盤まで付着しているんですね!
背中から腰についているので猫背から腰痛になってしまったり、広背筋が弱くなってくると背中やわきの下のあたりに余分な脂肪もついてきます。
菱形筋は肩甲骨と背骨の間についている筋肉で、肩甲骨を内側に引き寄せる作用があります。肩甲骨の間のあたりが痛くなったりだるくなる方は、菱形筋が弱くなっている可能性が大です!
僧帽筋は上・中・下の3つに分別されるのですが。上部僧帽筋が固くなると肩がすくみ「肩こり」の原因になります。逆に上部僧帽筋が弱くなるとなで肩になってそれはそれで「肩こり」を誘発する原因になってしまいます。
鏡で自分の肩のラインを見ると分かると思いますが、いかり肩の場合は上部僧帽筋のストレッチが必要です。
なで肩の人は上部僧帽筋のトレーニングが必要なので、
なで肩の人は肩が凝っているからと言って、マッサージなどで緩めると逆効果になってしまいます。
次回は具体的とトレーニング方法やストレッチ方法を紹介していきたいと思います。